今、メロンの時期ですが、最近全くと言っていいほど見かけなかったプリンスメロンを店頭でちらほらを見かけます。私の気のせいでしょうか??
久しぶりにプリンスメロンを購入してみると、やっぱりプリンスメロンって美味しい!と感じました。
プリンスメロンとは
プリンスメロンを知らない、食べたことないという方のために簡単に説明します。
プリンスメロンは網目のない(ノーネット)メロンで、果皮はツルっとしています。
サイズも500~700gと小ぶりで手のひらに乗るサイズです。
日本の種苗メーカーであるサカタのタネが開発したもので、
発表されたのが1962年で60年以上前に作られたものです。
日本のマクワウリ×欧州のカンタローブ種を掛け合わせたものです。
香りが強く、食味は甘みも強いですが、後味は最近の品種と比較すると、
意外にすっきりしていると感じます。
また、家庭菜園などでも作りやすい品種とされています。

メロンを大衆化させた立役者
私が子供の頃、メロンと言えば、めったに食べることはない高嶺の花のマスクメロンと、庶民が食べるプリンスメロンぐらいしかなかったような記憶があります。
今回ちょっと調べてみたら、プリンスメロンが出てきたことで、庶民もメロンが食べられるようになったそうです。だれでもメロンを気軽に食べられるようになったきっかけがプリンスメロンだったのですね。
個食向きメロン
私のような一人暮らしだと、メロンが食べたいなと思ったら普通サイズのメロンを店舗でカットしたものを買うしかないのですが、やはり果物はカット仕立てのもののほうが美味しいので、買うのをためらうこともあります。
でもプリンスメロンならば、小さいので1回で一人で半分食べられますし、値段も手ごろで美味しい。
個食時代にピッタリなのではないかと感じました。
食べ頃がわかりやすいメロン
メロンは追熟させて食べる果物ですが、食べ頃、熟れ頃の見分けがちょっと難しい果物ですね。
でもプリンスメロンの熟れ頃は、他のメロンよりもわかりやすいのです。
熟れ頃になってくると、お尻部分の柔らかさだけでなく、果皮の色が青緑から白っぽくなり、更に甘い香りが強くなるので、他のメロンよりもわかりやすいのです。

プリンスメロン復活?
プリンスメロンを知らない人達もかなりいらっしゃると思いますが、是非見つけたら食べてみて下さい。
個人的にはプリンスメロンっていいなと再発見しました。
メロンには赤肉、青肉がありますが、もういろいろな品種が出尽くした感があります。
そんな中で、プリンスメロンは逆に新鮮な感じがしますし、
いろいろな意味で今の時代に合っているメロンなのではないかと感じた次第です。
リバイバル人気を密かに期待しています!