今から約10年前に福島県県南六次化事業を弊社が受託していた時に、ある蒟蒻の製造会社に、
「これからは、そのまますぐに食べられる商品のニーズが高まるので、味付き蒟蒻で常温保存のものを作ったらどうでしょう」という話をして、コンセプト作りから試作品作りまでコンサルティングした事があります。

ふくしまベストデザイン賞

先日のスーパーマーケットトレードショーの福島県のブースでその商品を見つけました❗️
さっそく話をきいたら、数年前には「ふくしまベストデザイン賞」を受賞されたとのことでした。
しかも、売れ行きもよいと聞きました。

そこで調べてみたら、楽天サイトでは、デイリーランキングで1位を何度もとっている商品で、
とても売れているようです。

パッケージにも工夫

さらに、この商品開発ではもうひとつ工夫した点があります。
コンサルティングしていた時に、「なるべくシンプルな包装にしませんか」という話をしました。
見た目をひくような印刷したオリジナルの箱などはかなりの費用がかかります。
すると売価が上がってしまいます。
こんにゃく煮という商品はそんなに高い価格で売れる商品ではありません。
また、廃棄するゴミを減らすという観点からも重要なポイントだと考えての提案でした。

そして出来たのがこのパッケージです。
煮物のこんにゃくを入れたポリ袋を、波型薄段ボールで巻いて、ゴムで止めて、シールを貼ったものです。
パッキングは手作業なのでちょっと面倒なところもありますが、パッケージ作成にかかる費用は抑えられています。また、JAS法の改定などによる裏の原材料表示の変更などもシール作成で貼り替えだけで済みます。

ぱっとみて地味な商品ですが、だれからも喜ばれて飽きのこない商品は息が長いです。
ずっと愛され続ける商品作り、それが弊社のモットーである「Sustainable & Good food creation」です。

見た目新しそうで派手にメディアに取り上げられ、〇〇デパートや〇〇屋に陳列されましたといって、
喜んでも、数年後には消滅してしまう商品も沢山みてきました。
(そういう謳い文句をいう人も多いですが)
有名なお店に取り扱いされることが商品開発のゴールではないんです。売れ続けることがゴールです
そのためには、良質な商品であることが大切なのは言うまでもありません。

商品開発は、完成出来ず終わってしまう、完成しても売れないものも沢山ある中、
こうした姿をみれてお役に立って良かったと思いました。
ちょっと小さい子供が成長した姿をみるようで、嬉しい瞬間でした😀

この商品は、ケーフーズ生田目さんのサイトあるいは楽天から購入可能です。https://kfoods.stores.jp/items/5e6dc837e20b041dd09a61af

楽天サイトhttps://item.rakuten.co.jp/ksfoods/prr/