2017年3月31日にアメーラ誕生20周年記念セミナーと記念パーティーが静岡で開催されました。
高糖度トマト「アメーラ」(株)サンファーマーズが静岡、長野の3拠点で生産しています。
社外ブレーンとサンファーマーズ
弊社は、社外ブレーンとしてかれこれ10年以上、メニュー開発、商品開発やマーケティング、消費者対応などのコンサルティングに関わらせていただいています。サンファーマーズさんの考え方は、社外ブレーンもサンファーマーズのファンであり、お互いに信頼し合いながら、じっくりと付き合っていくというスタイルを貫いていらっしゃいます。私自身も他のブレーンの方々に違う分野のことを色々と教えていただけて感謝しています。
20年で年商16億円
セミナーでは前社長の高橋氏、アメーラのブランディングを手掛ける静岡県立大学の岩崎先生、東京青果の川田社長の講演がありました。青果物のブランディングは難しいと言われるなかで、アメーラトマトは一貫したブランドアイデンティティに基づいたぶれないブランディングを行い続け高糖度トマトのカテゴリーで確固たる地位を築き20年で年商16億円になりました。農産物で、トマトのみでこの数字ってすごいことだと思います。
トップブランドであり続けること
アメーラトマトは、高糖度トマトという新しいカテゴリーのパイオニアであり、
生産量、取引額とも全国トップのブランドです。(実は自分達はトップだとサンファーマーズの方たちは言いたがらないのですが。。。)
また、ずっとトップランナーであるために、関係者の皆様が大変な努力をされてきました。
また、農産物のブランディングでは国内NO.1であると思います。
社外ブレーンとのタッグ
アメーラには生産以外の事を相談したり連携する社外ブレーンと呼ばれる専門家の人達が10名程います。私もその一人ですが、アメーラの強さの一つは、実は、「社内も社外も意見をぶつけ合える雰囲気」です。アメーラの考え方を共有しているブレーンも問題があったときにそれぞれの立場や考えで意見を言ったりサポートします。
生産者は生産の立場からしか物事を考えがちで、他の視点がぬけ落ちがち(当たり前)ですが、外部の人達を取り込んでいくことで視野や情報を広くもつことが出来、問題を整理しスピーディーに解決できるようになります。こういった社風が愚直にやるべきことをこなしてこれた一つの要因であり、若い人達が沢山育っているのだと感じます。
障害者雇用の福祉農園、海外進出なども着々と進めていて、これからの日本の農業の一つの新しいスタイルを作っていく組織であると思います。