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あさりとエリンギで出汁いらず

身近な野菜とストック食材(缶詰、乾物、水煮など)を上手に使ったおうちご飯を紹介します。
常温で保存できるストック食材は、使い方がわかればとっても便利。災害時用にローリングストック食材としてもおすすめです。
野菜には抗酸化力や免疫力が多く含まれていますし、色や香りや食感など五感を満たしてくれる食材なので、ストレスを和らげてくれます。

材料(2人分)

  • 米       1.5合
  • エリンギ    50g(大き目約1本)
  • あさり缶むき身 40~50g
  • 生姜      5g
  • 合わせだし
    • 酒    大さじ1
    • 醤油   大さじ1/2
    • あさり汁 40cc
    • 水    230cc (あさり汁と水で270ccにする)   
    • 塩    小さじ1/2
  • みつば     適宜

作り方

①お米は洗ってざるにあげておく

②エリンギは長さを3等分して、薄切りにする。生姜は千切りにする。

③計量カップにあさり汁を入れて水をたして、270ccにする。

④③に酒、醤油、塩を加える。(ここで味見をする。ちょっと濃いめかな位が炊き上がるとちょうどよいので、塩と醤油で調整する。)

⑤炊飯器にご飯、エリンギ、あさり、④を入れて、25分浸水してから炊く

  • だし汁の分量は、お米の種類や状態で微調整して下さい。
  • このレシピでは、生姜を一緒に炊き込んでいますが、炊き上がりに加えても良いです。
  • エリンギは冷凍を使っても良いですが、多少食感が異なります。

今日のお勧めストック食材 「あさりの水煮缶」

あさりの水煮缶はカニ缶や帆立缶より安くて、貝の汁も使えて便利です。

貝にはコハク酸というアミノ酸があり、それがうま味成分なので、出汁いらず。むき身なのですぐに使えます。

同じあさりを使った「乾燥あさり」もストック食材として便利です。ただ缶詰めと比較すると、こちらの方が、お値段は高めなことと、販売している場所が少ないと思います。

あさり缶を使ったキャベツとあさりのさっと煮もご紹介しています。

今日のお勧め野菜 エリンギ

エリンギは癖がなく、松茸のような歯ざわりで、洋中何でも使いやすいので万能選手のきのこです。

のこ類にはβ-グルカンと呼ばれる 食物繊維の一種が含まれており、免疫力を高めるといわれています。

エリンギは、キノコの中でも日持ちが良い方なので、いろいろな料理に活用してください。冷凍保存も出来ますが、歯ごたえが生より悪くなります。

エリンギ

コハク酸×グアニル酸の相乗効果

貝類には、アミノ酸の一種であるコハク酸が含まれています。またエリンギなどのキノコ類には、グアニル酸というアミノ酸が含まれています。種類の違うアミノ酸を一緒に使うと相乗効果で、うまみが増してより美味しく感じます。

このレシピで水の代わりに昆布だしや鰹だしを使えば、昆布のグルタミン酸の旨味や鰹だしのイノシン酸の旨味が加わり、更に美味しくなります。

災害時に最も不足されるといわれているのが野菜

家に炭水化物である米や麺類はもっている人が多いと思いますが、もし野菜が入手可能なら、積極的に野菜を沢山摂って健康を保って欲しいと思います。
生鮮野菜が入手できなければ、冷凍野菜や乾燥野菜、水煮などを上手に活用して下さい。野菜には災害時を乗り切るチカラがあります。

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