ホワイトアスパラガス缶は汁ごと使う
身近な野菜とストック食材(缶詰、乾物、水煮など)を上手に使ったおうちご飯を紹介します。
常温で保存できるストック食材は、使い方がわかればとっても便利。災害時用にローリングストック食材としてもおすすめです。
野菜には抗酸化力や免疫力が多く含まれていますし、色や香りや食感など五感を満たしてくれる食材なので、ストレスを和らげてくれます。
材料(2人分)
- パセリ 7g
- オリーブオイル 小さじ2
- ホワイトアスパラガス水煮 80g
- パックご飯 200g(普通のご飯でも)
- 白ワイン(酒) 大さじ1
- チキンスープ 80cc(顆粒+水でも)
- ホワイトアスパラ汁 80cc
- 粉チーズ 大さじ1.5
- バター 7g(小さじ1強)
- 塩 少々
- 黒コショウ 少々
作り方
①パセリは洗ってみじん切りにする。(キッチンペーパーを敷いて切ると飛び散らない)
②パセリをオリーブオイルで和える。
③アスパラは缶(瓶)から取り出し、3~4cm長さに切る。汁を計量する。
④パックご飯は電子レンジで加熱をしてから、ザルにあげて水洗いする。(普通のご飯の場合も一度水洗いする)
⑤鍋にチキンスープ、アスパラ汁、白ワインをいれて温める。
⑥そこにご飯、パセリ、粉チーズ、バターを入れて混ぜて温め、味をみて塩を加える。
⑦皿に盛り付けて黒胡椒をたっぷりかける
- 思い立ったら5分位ですぐ完成します。
- ご飯をいれて長時間煮るとおじやになってしまうので、さっと加熱して温まったらOKです。
- お好みでハムや海老などを加えても。
- パセリを沢山使っても、オイルと混ぜておくと香りが気になりません。
- 残った汁は捨てないで出汁として他の料理に活用して下さい。
今日のお勧めストック食材 「アスパラガス水煮」
私の子供の頃はホワイトアスパラガス缶をあけて、マヨネーズをつけて食べていました。(歳がバレますね~)
大人になってフレッシュなグリーンアスパラガスやホワイトアスパラガスの美味しさに出会いましたが、それでも水煮のホワイトアスパラガスには、フレッシュなものとは別の魅力があるなと思います。
水煮は、保存食の野菜としてそのまま食べても美味しいし、和洋中色々な料理に使えて、とても便利なので、是非ストックすることをお勧めします。
ホワイトアスパラガスって?
グリーンアスパラガスを、土寄せをして日を当てないように栽培したものがホワイトアスパラガスです。
またアスパラギン酸は、うま味があるだけでなく、エネルギー代謝を活発にして疲労回復を早めてくれる役割もします。ですから、栄養ドリンクにアスパラという名前がついている商品がありますよね。
ゆで汁にもうま味が詰まっている
アスパラガスは、アミノ酸の一種のアスパラギン酸といううまみ成分を多く含んでいます。また穂先にはグルタミン酸という別のアミノ酸も含んでいるので、うまみの宝庫のような野菜です。
ホワイトアスパラを茹でた汁には、うま味がたっぷり入っているので、捨ててしまうのはもったいないのです。(グリーンアスパラガスの茹で汁は、青臭さがあるので料理には使いづらいです)
水煮を使う時は、是非汁も一緒に使う料理をしてほしいと思います。(もったいないので。。。)
例えば、ホワイトアスパラガス缶を汁ごと鍋に入れて、牛乳とブイヨンを入れたら、すごく美味しいスープになります。お味噌汁も美味しいですよ。
今日のお勧め野菜 「パセリ」
飾りじゃないのよ、パセリは・・・
パセリは料理に添える脇役と思われがち。しかも、独特な香りや味がそのままだとちょっと苦手という方も多いようです。
パセリには、モコモコした縮れた葉の「縮葉種」とイタリアンパセリのような「平葉種」があります。
パセリは古代ローマでも使われてきたという古い歴史を持っている野菜で、栄養豊富なパセリは昔は薬草として用いられていました。それだけ効果があることを昔の人は知っていたのでしょう。
パセリは栄養の宝庫
パセリに含まれる栄養素は実に多くて、野菜の中でもトップクラスです。ですからもっと料理でたくさん使っていただきたいと思います。
パセリには、βカロテン、ビタミンCやビタミンE、ビタミンK、葉酸、鉄分、カルシウムなどが豊富に含まれています。例えば、βカロテンは人参に次いで含有量が多い野菜となっています。また鉄分は野菜の中でトップクラスですので、レバーを食べるより、パセリを食べたほうが手軽で効率よく摂取できます。
安定価格&長持ちの常備菜
パセリは栄養価が高いだけでなく、一年中ほぼ安定供給されており、価格も安定していることと、比較的長持ちする野菜の一つなので、冷蔵庫にあると強い味方の緑黄色野菜です。
パセリの香りの効果
パセリには独特の香りがあります。その香り成分はピネンとアピオ―ルという精油成分です。
ピネンには胃を適度に刺激して消化を促進させ、アピオールには、腸内環境を整える効果や殺菌効果や消臭もあることがわかっています。
苦手な人も食べられる!パセリを沢山使うための3つのコツ
パセリを料理の彩りのためだけでなく、もっとたくさん食べるには、ちょっと独特な香りを気にならないようにする必要があります。
独特な香りや味を和らげるためには、3つのポイントがあります。
- 油脂を一緒に使うと、油脂が香りをオブラートしてくれます。苦みや香りの強い山菜が、天ぷらだと食べやすいということと同じ事です。
- 香りがしっかりした調味料や食材(この料理だとチーズやバター)を混ぜ合わせるとマイルドに感じます。
- さっと茹でて食べるのもお勧めです。例えば茹でて胡麻和えにしても美味しいですよ。胡麻も香りが強い食材なので、パセリの香りをいい感じに包んでくれます。
冷凍保存でいつでも使える
一度使い切れないことが多いので、洗った後しっかりとペーパーなどで水気を取り除いてから、葉の部分を手でちぎって、ジッパー付きの保存袋などに入れて空気をしっかり抜いて冷凍します。
冷凍すると、袋の上から簡単に崩せるので、細かく刻む必要なく料理にパパっとかけられます。。
災害時などに最も不足すると言われているのが野菜です
家に炭水化物である米や麺類はもっている人が多いと思いますが、もし野菜が入手可能なら、積極的に野菜を沢山摂って健康を保って欲しいと思います。
生鮮野菜が入手できなければ、冷凍野菜や乾燥野菜、水煮などを上手に活用して下さい。野菜には災害時を乗り切るチカラがあります。