新島特産の明日葉、アメリカ芋や規格外の赤いかを活用したメニューを提案しました。新島らしさを
新島の明日葉やアメリカ芋の加工
新島特産の明日葉ペーストとあめりか芋の一次加工についての方向性や可能性についてレクチャーとメニュー提案をさせていただきました。
新島では明日葉ペーストが一次加工品として既にありますが、付加価値をつけた二次商品として≪明日葉ジェノベーゼソース≫をご提案をしました。
新島を売ること
「新島の産物を売るということは、新島を売ること」という地元の方のお話しがありましたが、加工品も同様で、「新島の加工品も新島を売る」ことです。
芋の場合、とりあえずペースト化するなどの安易な一次加工は失敗のもとだと思います。最終的な売れる商品のイメージを明確にしてから開発するのが失敗しないコツです。
島特有の課題
島の場合は、加工施設、輸送コスト、販路をどうするかという3つが大きなポイントかなと思います。また、島という地域性も大きく関係すると思います。島内での需要は限られています。となると、島外にどう売って言うか、島と島外を繋ぐ人的パイプがとても重要だと思います。
あめりか芋
あめりか芋は大変美味しく、珍しい芋なので生産・加工・販売が一体となってブランディングしていくことで、他いも産地との差別化やあめりか芋を保護することができます。また、二次加工品は新島の海や山の他の産物も一緒に打ち出すような商品展開いくことで地域内連携や、商品展開がしやすくなります。それを実際に形にしたメニューを提案させていただきました。
現地の現状にあった提案
実は地域のことを何も知らずにメニュー提案することもできますが、それは地域に残っていかないし現実性が薄い場合が多いです)この半年、何回も新島を訪問し、現場を見たり、現地の方々と交流してある程度理解できてきたからこそ現実的なご提案ができました。
規格外のイカも活用したい
赤イカは網にひっかかって規格外になるものが多いと聞きました。
食べれるものを廃棄するのは忍びないので、それをピザに活用できないかと考えたものです。
新島にはコーガ石という特別な石があり、これでピザ窯を作ることができます。
ピザ窯でピザを焼いて、若者中心の観光客に提供できたら、新島の食事情も各段とよくなります。
冷凍商品で流通させることができれば、安定的に供給できますので、
島外でも販路が見つけやすいことなどの利点があります。
みなさんに喜んでいただいて幸いでした。新島活性の一助となれば幸いです。